老人ホーム入居時の成年後見人制度ってなに？
老人ホーム入居時の成年後見人制度をご存知でしょうか？
入所するご本人が入所してから重度の病気になってしまった場合や、認知症で他の入所者に危害を加えるようになってしまった場合、また亡くなってしまった場合の身元引き受け人のことを言います。
老人ホームに入所するときには、身元引き受け人がいないと入所することができませんでしたが、そのことによって入所出来ないまま生活が困難になってしまったり、最悪の場合には亡くなってしまうこともあり、老人ホーム入所時に身寄りがなく、身元引き受け人が立たない場合には市役所で戸籍を調べ、遠方にいる家族や4親等までの人に身元引き受け人の依頼をするための申請を役所が裁判所に行うことができるようになりました。
申請を受けてから裁判所では該当する人の経済状況などを調べ、最終的に身元引き受け人となる人の審判を下します。
身元引き受け人になった人は、毎月の費用ゆ支払う義務が生じてくることと、定期的、または不定期に行われる近況調査には迅速に応じなければなりません。
身元引き受け人というと、なんだかあまり良いイメージの言葉には聞こえないかも知れませんが、ご本人が安心してホームに入所できるようにするためでもあるし、家族としてもしっかりと責任を果たす目的があります。
ご本人が入所したことを知らずにあとから老人ホーム入居時の成年後見人の審判が下された場合であっても、快く引き受けてあげるようにしたいですし、できれば事前に身元引き受け人になれるように日頃からコンタクトをとるようにすることが理想です。
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